

根子岳西峰からの見晴新道
2年前にK山氏と二人で西峰から東峰まで縦走したが、今回は見晴新道からの西峰までの縦走をH氏を加えた3人で行った。H氏は、初めての本ちゃんの岩ルートの経験となった。
期 間:平成13年4月14日
メンバー
C L 末永
S L K山
会計 H
日ノ峠分発(7:50) ⇒見晴新道入口(8:00)⇒ 稜線(10:20)⇒ 西峰(15:10)⇒
日ノ峠分着(16:30)

日ノ峠分れからヤカタガウド方面へ約10分程歩くと左側に見晴新道の案内板が出てくる。案内板には、中級者コースでザイルが必要とある。
見晴新道入口でのH氏
平成13年4月14日現在、難所にロープが張ってあり、クライミングの経験がある人は、ザイルなしでも通過できるような状況であったが、雨で足場が悪い場合や初心者がいる場合は、積極的にザイルを出した方が無難。我々は、3人とも初めてのコースで状況が分からないことと、ザイルワークの練習のためにザイルを使用したが、終始コンティニュアンスで行動する。急な下りが一ヵ所あったがそこも訓練のため懸垂下降を行う。なお、下りに見晴新道を使う場合は、ザイルは必修のように感じられた。いずれにしろ、ザイル携行が前提である。

天狗ノ峰
稜線に出て左折してしばらく行くと天狗ノ峰が前方に現われる。一見するととても登ることができないように感じるのだが、クライミングの経験があれば、わりと簡単にピークにたつ事が出来る。

天狗ノ峰基部までは、ザイルを使用せず歩くが、絶対に落ちる事は許されない。


天狗の基部をリードするK山氏とビレーするH氏。

15m程の難所を越えると再び稜線に出る。難しくはないが、両サイドがきれ落ちているので高度感があり緊張する。しばらしくして急斜面となるが、木をつかんで簡単にピークにたつ事が出来る。

天狗ノ峰山頂にて
ここで昼食をすませ、根子岳西峰をめざす。天狗ノ峰山頂からすぐに急な下りとなる。ザイルは、使用しなかったが慎重に歩く。しばらくすると最近打ち直されたと思われる強固な支点と捨て縄のたばが目に付く。西峰から縦走する場合は、ここが最大の難所となる。稜線に出る付近は、かなり大きな岩も浮石状態なので慎重な行動が要求される。今回は、懸垂下降となる。しかし、懸垂下降もまた緊張する瞬間がある。支点に全体重をかける瞬間だ。毎回、自己ビレーをとってザイルにテンションをかけた後、自己ビレーを解除している。やさしい技術だが失敗は、致命傷となるので基本を忠実に。

懸垂下降をするK山氏
懸垂終了後、時間もあるし、3人とも岩は久しぶりなので明日の高岳北尾根にそなえて、末永リードでK山氏、H氏の順で登り直した。この日は、風が強く目にゴミが入り大変だった。ここで、時間を費やしたために雨につかまってしまい、上着だけ雨具をつけて先を急ぐ。途中、何度か懸垂下降とクライミングを繰り返すが、困難ではないが、ランニングが取れない箇所もありリードでは、絶対に落ちることができない。ローソク岩は、雨も降っているので当然のことながら今回も巻く事となった。西峰の少し手前の案内板のあるところで登攀道具を片付ける。案内板には、一般登山者が立ち入らないように注意書きがしてある。

根子岳西峰山頂にて
根子岳西峰山頂は、4〜5人用のテントを何とか張れるくらいの平坦な広場となっている。きれいに踏み固められているので、過去に誰か幕営した人がいるのではないだろうか。山頂からは、急な斜面を日ノ峠へ降りていく。ここは、かなりの急斜面でかつ黒土で滑りやすいので雨の日は軽アイゼンがあった方が便利と思うが、泥まみれになる覚悟がいる。ところで、縦走する人は別として、根子岳西峰に登る一般登山者は少ないのではないだろうか。西峰までなら問題ないのでもっと多くの人に登ってもらいたいと思う。ただし、登りに使う場合は、尾根の上部の左側は、ブシュにおおわれているのであまり気づかないが、スッパリと切れ落ちているので慎重な行動が必要。それとやっぱりこの尾根は、雨の日は登らない方がいいと思います。